IP電話の通話料はどれくらい安い?大手キャリアとの料金比較まとめ

IP電話の通話料は、大手キャリアの標準料金と比べて50〜60%安くなります。具体的には、大手キャリアが22円/30秒(税込)であるのに対し、IP電話サービスは8.8〜11円/30秒で通話可能です。

この記事では、主要IP電話サービスの通話料を数字で比較し、通話パターン別の節約額をシミュレーションします。「どれくらい安いのか」を数字で確かめたい方に向けて、比較基準から仕組みまでわかりやすく解説します。


IP電話の通話料は大手キャリアよりどれくらい安いのか

大手キャリアの標準通話料(22円/30秒)を基準に考える

通話料の比較には、まず基準となる数字を確認しましょう。大手キャリア(docomo・au・SoftBank)の標準通話料は22円/30秒(税込)です。1分間の通話で44円、5分間で220円、10分間で440円かかります。

この22円/30秒という料金は、通話料割引サービスやスーパーカケホなどの定額プランに加入していない場合に適用される基本レートです。月に数十分でも電話をかける方にとっては、通話料が家計を圧迫する原因になります。

IP電話サービスの通話料は平均50〜60%オフ

IP電話サービスの通話料は、大手キャリアの標準料金と比較して50〜60%の削減が可能です。

  • 50%オフ:11円/30秒(BB.exciteでんわ・楽天でんわ)
  • 約60%オフ:8.8円/30秒(LaLa Call)

つまり、1分間の通話が44円→22円、5分間の通話が220円→110円〜88円に抑えられます。月間の通話時間が長いほど、削減効果は大きくなります。


主要IP電話サービスの通話料を数字で比較

BB.exciteでんわ・楽天でんわ:11円/30秒(50%OFF)

BB.exciteでんわは、国内通話料が11円/30秒(税込)で、大手キャリア標準のちょうど半額となります。基本料金は無料で、従量制でそのまま利用できます。

BB.exciteでんわの料金プラン(検証済み)は以下の通りです。

プラン 月額料金 通話料
従量制 無料 11円/30秒
3分かけ放題 380円/月 3分以内無料
5分かけ放題 550円/月 5分以内無料
完全かけ放題 1,650円/月 無制限無料

楽天でんわも、国内通話料が11円/30秒(税込)で、大手キャリアと比較して50%の削減になります。楽天回線を利用している方は、アプリをインストールするだけで利用可能です。

LaLa Call:8.8円/30秒(約60%OFF・ただし新規受付停止中)

LaLa Callは、通話料が8.8円/30秒(税込)と、今回比較したサービスの中で最安です。大手キャリア標準との差は約60%オフに相当します。

ただし、LaLa Callは現在、新規申込の受付を停止しています。既に利用中の方はそのまま使えますが、新たに契約することはできません。参考として掲載していますが、新規での導入を検討している方はBB.exciteでんわや楽天でんわを前提に比較を進めましょう。

サービス選びで押さえるべき基本料金の有無

通話料の安さだけでなく、基本料金(月額料金)の有無もサービス選びのポイントです。

  • 基本料金無料のサービスは、通話した分だけ支払う従量制で利用できるため、月によって通話量が変動する方に向いています。
  • かけ放題プランは月額料金が発生しますが、通話頻度が高い方には結果的に安くなるケースが多いです。

かけ放題プランの詳しい比較については、別記事「IP電話 かけ放題 節約プラン」で解説しています。


通話パターン別の節約額をシミュレーション

ここでは、大手キャリア標準(22円/30秒)とIP電話(11円/30秒)の差を、通話パターン別にシミュレーションします。

短時間通話が多い場合の節約額

1回あたり1〜3分程度の短い通話を月に30回かけるケースです。

項目 大手キャリア IP電話(11円/30秒)
1回2分×30回 2,640円 1,320円
1回3分×30回 3,960円 1,980円
月間節約額 1,320〜1,980円

短時間通話でも月に30回程度かければ、毎月1,300〜2,000円近い節約になります。年間にすると約1.6〜2.4万円の差です。

長時間通話が多い場合はかけ放題がお得

1回5分以上の通話が月に20回以上ある場合、従量制(11円/30秒)でも通話料がかさんできます。

  • 1回5分×20回=月間約2,200円(従量制)
  • BB.exciteでんわの5分かけ放題なら550円/月で済む

このように、長時間通話が多い場合は従量制よりもかけ放題プランのほうがお得になるケースが多いです。自分の通話パターンに合ったプラン選びが節約の鍵になります。

月間通話時間別に見る最安プランの変化

月間の合計通話時間に応じて、最も安くなる選択肢が変わります。

月間通話時間 従量制(11円/30秒) おすすめプラン
月30分以下 約660円 従量制のまま
月30〜60分 約660〜1,320円 3分かけ放題(380円/月)の検討
月60分以上 約1,320円〜 5分かけ放題(550円/月)〜完全かけ放題

月額料金を含めた詳しいシミュレーションは、「IP電話 月額料 節約シミュレーション」で解説しています。

通話パターンに合わせてサービスやプランを選べば、無駄なく通話料を削減できます。まずはご自身の月間通話時間をざっくりと把握し、それに合ったサービスを探してみましょう。


IP電話の通話料が安い理由と仕組み

インターネット回線を利用するから安い

IP電話の通話料が安い最大の理由は、音声をインターネット回線(IP網)経由で送受信するからです。

従来の電話網(回線交換方式)では、通話中ずっと専用の回線を占有するため、その分のコストが通話料に反映されます。一方、IP電話は音声データをパケットに変換してインターネット経由で送るため、回線の占有コストが大幅に抑えられます。

この仕組みにより、通信事業者は低コストで通話サービスを提供でき、その恩恵が利用者の通話料の安さにつながっています。

0037-692などプレフィックス方式の仕組み

多くのIP電話サービスはプレフィックス方式を採用しています。電話番号の先頭に「0037-692」などの番号(プレフィックス)を付けて発信することで、通話がIP網経由にルーティングされ、安い通話料が適用されます。

たとえばBB.exciteでんわでは、アプリが自動的にプレフィックスを付与するため、ユーザーが意識することなく安い通話料でかけられます。プレフィックス番号の仕組みや、どのサービスで使われているかについては、「0037-692とは?電話番号の頭につく番号の意味・仕組み・対象サービスを解説」で詳しく解説しています。

また、BB.exciteでんわへの切り替え手順については、「0037-692 乗り換え 方法|BB.exciteでんわへの切替手順と併用不可の注意点」も参照してください。


通話料が安くなる反面、知っておくべき注意点

一部の電話番号(110番・フリーダイヤル等)は対象外

IP電話の安い通話料は、すべての電話番号に適用されるわけではありません。以下の番号はIP電話の対象外となり、通常の通話料がかかります。

  • 110番・119番(警察・消防)
  • フリーダイヤル(0120など)
  • ナビダイヤル(0570など)
  • 衛星電話・船舶電話

これらの番号へかける際は、大手キャリアの標準通話料が適用されるため注意が必要です。

通話時間や回数に上限があるサービスもある

かけ放題プランの多くには、1回あたりの通話時間上限が設定されています。たとえば「3分かけ放題」なら1回3分以内、「5分かけ放題」なら1回5分以内が無料の対象です。

上限を超えた部分は従量制(11円/30秒など)で課金されます。長電話をする機会が多い方は、完全かけ放題プランの検討をおすすめします。

品質は回線状況に依存する場合がある

IP電話はインターネット回線を利用するため、回線が混雑している時間帯や電波状況が悪い場所では、音声が途切れたり遅延が生じたりすることがあります。

とはいえ、現在は4G・5G回線や光回線の普及により、以前に比べて品質は大きく改善されています。日常的な通話であれば、大手キャリアの電話と同等の品質で利用できるケースがほとんどです。


まとめ:IP電話の通話料は最大約60%オフ。目的に合ったサービスを選ぼう

IP電話の通話料は、大手キャリアの標準料金(22円/30秒)と比較して50〜60%安くなります。

  • BB.exciteでんわ:11円/30秒(50%OFF)、基本料金無料、かけ放題プランも充実
  • 楽天でんわ:11円/30秒(50%OFF)、楽天回線利用者なら手軽に始められる
  • LaLa Call:8.8円/30秒(約60%OFF)だが、新規受付停止中

短時間通話メインなら従量制、長時間通話が多いならかけ放題プランと、通話パターンに合わせて選ぶことで節約効果を最大化できます。

IP電話で通話料を節約する方法全体を知りたい方は、「IP電話で通話料を節約する方法まとめ|用途別に最適なアプローチを解説」もあわせてご覧ください。

まずは基本料金無料で始められるBB.exciteでんわを試して、実際の通話料の変化を確認してみてはいかがでしょうか。