固定電話をIP電話に替えて節約|費用比較と切替手順まとめ

固定電話をIP電話に替えて節約|費用比較と切替手順まとめ

固定電話の毎月の維持費に悩んでいませんか。NTT加入電話の基本料だけでも月に約1,800〜2,700円かかり、そこに通話料が上乗せされるため、月々の負担は意外に大きくなります。IP電話や通話料割引サービスに切り替えることで、基本料を大幅に削減できる可能性があります。本記事では、固定電話をIP電話に替えるメリット、サービスの選び方、具体的な切替手順までをまとめて解説します。


固定電話をIP電話に替えるメリットと節約効果

固定電話の維持費が毎月かかる現状

NTT加入電話を契約している場合、基本料(月額約1,800〜2,700円)が毎月発生します。プッシュ回線の場合はさらにマイライン登録などの費用もかさむことがあります。通話料も携帯電話への発信で1分あたり約20〜30円と高く、固定電話をあまり使わない世帯でも維持費だけが毎月確実に差し引かれる状況です。

IP電話・通話料割引サービスで削減できる主な費用

IP電話や通話料割引サービスに切り替えることで、主に以下の費用を削減できます。

  • 基本料の削減:固定電話回線を休止または解約することで、月額約1,800〜2,700円の基本料が不要になります
  • 通話料の大幅低減:IP電話(050番号)なら携帯電話への通話が約8〜17円/分、固定電話への通話が約3〜8円/分と安価です。プレフィックス方式の割引サービスを利用すれば、かけ放題プランで通話料を定額化することも可能です

IP電話で通話料を節約する方法全体を知りたい方は、[IP電話で通話料を節約する方法まとめ|用途別に最適なアプローチを解説](リンク)もご覧ください。

固定電話からの切替で月額どれくらい安くなるか

固定電話回線の基本料(約1,800〜2,700円/月)をベースに、IP電話の月額料(たとえば050plusなら月額330円税込)に切り替えた場合、単純計算で月に約1,470〜2,370円の節約になります。通話料も安くなるため、実際の節約額はさらに大きくなる可能性があります。

IP電話の通話料がどれくらい安いか、キャリア別の料金比較は[IP電話の通話料はどれくらい安い?大手キャリアとの料金比較まとめ](リンク)で詳しく解説しています。


「IP電話」と「通話料割引サービス」の違いを理解する

固定電話の代わりを探す際、「IP電話」と「通話料割引サービス」の違いを正しく理解することが重要です。仕組みもできることも異なるため、用途に合った選び方をしましょう。

050番号が付与されるIP電話(050plusなど)の特徴

IP電話(050番号型)は、インターネット回線を利用して音声通話を行うサービスです。以下の特徴があります。

  • 050番号が付与される:自分専用の電話番号がもらえるため、固定電話の代わりに着信にも対応できます
  • 月額料が安い:050plusなら月額330円(税込)から利用可能
  • 通話料が安い:携帯電話への発信が約8〜17円/分、固定電話への発信が約3〜8円/分
  • スマホアプリで利用:専用アプリから発着信でき、スマホ1台で完結します

0037プレフィックス方式の電話回線サービス(BB.exciteでんわ・楽天でんわ)の特徴

プレフィックス方式のサービスは、発信時に「0037-692」などの番号を自動で付与し、既存の電話回線を経由しながら通話料を安くする仕組みです。IP電話とは異なり、電話回線を使用するサービスである点に注意が必要です。

  • 050番号は付与されない:着信用の番号は持てないため、発信専用の割引サービスと考えます
  • 月額料0円で使えるサービスもある:楽天でんわなどは月額料なしで通話料の割引のみを利用可能
  • かけ放題プランに対応:定額で通話し放題のプランを提供するサービスもあります

0037-692などの番号の仕組みについて詳しくは、[0037-692とは?電話番号の頭につく番号の意味・仕組み・対象サービスを解説](リンク)をご参照ください。

固定電話の代わりとしてどちらが適しているか

着信も必要な場合は、050番号が付与されるIP電話(050plusなど)が適しています。固定電話の番号は変更になりますが、050番号で新たに着信に対応できるため、電話番号を周知すれば実用上の問題はありません。

発信のみの通話料削減が目的であれば、プレフィックス方式のサービス(BB.exciteでんわ・楽天でんわなど)で十分です。月額0円から始められるため、まずは試してみたい方にも向いています。


固定電話の代わりにおすすめのIP電話・通話料割引サービス

固定電話からの切り替え先として特におすすめのサービスを3つ紹介します。

NTT Com 050plus|050番号で固定電話の代わりに着信も対応

050plusはNTTコミュニケーションズが提供する050IP電話サービスです。

  • 月額料:330円(税込)
  • 050番号付与:自分専用の050番号がもらえるため、固定電話の代わりに着信にも対応
  • 通話料:050plus同士無料、携帯電話へ17.6円/分(税込)、固定電話へ8.8円/分(税込)
  • スマホアプリ対応:iOS・Androidアプリから発着信可能

着信を含めて固定電話を代替したい場合に、最も使いやすい選択肢の一つです。

BB.exciteでんわ|かけ放題プランで通話料を定額化(3分380円〜無制限1,650円/月)

BB.exciteでんわは、BB.exciteが提供するプレフィックス方式の通話料割引サービスです。かけ放題プランが充実しており、通話頻度に合わせてプランを選べます。

  • 3分かけ放題:380円/月(税込)
  • 5分かけ放題:550円/月(税込)
  • 10分かけ放題:880円/月(税込)
  • 無制限かけ放題:1,650円/月(税込)

キャンペーン情報:5分かけ放題・10分かけ放題は、2025年4月時点で6ヶ月間220円割引のキャンペーンを実施中です。5分かけ放題は330円/月、10分かけ放題は660円/月から始められます。

対応キャリア:docomo・au・SoftBankに加え、povo・LINEMOなどの格安キャリア(MVNO)にも対応しています。

通話頻度に応じた節約プランの比較は、[IP電話 かけ放題 節約プラン guide](リンク)で詳しく紹介しています。

楽天でんわ|月額0円で通話料を抑えつつポイント還元も

楽天でんわは楽天モバイルが提供する通話料割引サービスです。IP電話ではなく電話回線を使用するサービスである点に留意してください。

  • 月額料:0円
  • 通話料:携帯電話へ30秒11円(税込)、固定電話へ30秒11円(税込)と通常より安い
  • 楽天ポイント還元:通話料の支払いに対して楽天ポイントが還元される
  • かけ放題オプション:10分かけ放題(935円/月 税込)や無制限かけ放題(2,200円/月 税込)も追加可能

月額を抑えつつお得に使いたい方に向いています。


固定電話からIP電話への切替シミュレーション

ケース別の節約額試算(単身・ファミリー・高齢世帯)

固定電話からIP電話・通話料割引サービスに切り替えた場合の節約額をケース別に試算します。

項目 単身世帯 ファミリー世帯 高齢世帯
固定電話 基本料/月 約1,950円 約2,700円 約1,950円
固定電話 通話料/月 約1,000円 約3,000円 約2,500円
固定電話 合計/月 約2,950円 約5,700円 約4,450円
IP電話(050plus)月額 330円 330円 330円
IP電話 通話料/月 約500円 約1,500円 約1,200円
IP電話 合計/月 約830円 約1,830円 約1,530円
月額節約額 約2,120円 約3,870円 約2,920円

※あくまで目安です。通話頻度によって変動します。

いずれのケースでも月に2,000〜4,000円程度の節約が見込めます。年間にすると約24,000〜46,000円の削減です。

より詳しい月額料の節約シミュレーションは、[IP電話 月額料 節約シミュレーション guide](リンク)を参照してください。

以下はおすすめサービスの比較です。用途に合わせて選んでみてください。

サービス 月額料 050番号 かけ放題 特徴
050plus 330円 あり なし 着信対応・NTT提供
BB.exciteでんわ 380円〜 なし あり(3分〜無制限) かけ放題が充実・povo/LINEMO対応
楽天でんわ 0円 なし オプションあり ポイント還元・月額0円

各サービスの詳細・申し込みは公式サイトをご確認ください。

固定電話回線の休止・解約手続きのポイント

固定電話からIP電話に切り替える場合、NTT加入電話の休止または解約が必要です。

  • 休止(一時利用休止):月額約550円で電話番号を保持したまま利用を停止。将来固定電話に戻す可能性がある場合はこちらを選びます
  • 解約:電話番号は消滅しますが、月額の負担は完全になくなります。050番号で運用するなら解約で問題ありません

手続きはNTTの「116番」またはNTT東日本・西日本のWebサイトから申請できます。

電話番号の変更リスクと050番号での運用方法

固定電話回線を解約すると、これまでの固定電話番号は使えなくなります。050番号に切り替える場合は以下の点に留意しましょう。

  • 番号の周知が必要:家族・親戚・勤務先・銀行・役所など、電話番号を登録している相手に050番号を案内する必要があります
  • クレジットカードや銀行の登録番号変更:各種サービスの本人確認用電話番号として登録している場合は、050番号に変更できるか確認します(一部の金融機関では050番号を登録できない場合があります)
  • 印刷物の更新:名刺・はがき・年賀状などに記載の番号を更新します

家族間の通話についての節約術は、[IP電話 家族 通話料 節約 guide](リンク)で詳しく解説しています。


固定電話をIP電話に替える際の注意点

050番号は相手に「迷惑電話」と認識される場合がある

050番号はIP電話として広く使われている一方で、迷惑電話や詐欺電話にも050番号が使われるケースが増えています。そのため、着信時にかけても出てもらえないリスクがあります。

対策として以下が挙げられます。

  • あらかじめ相手に050番号を周知しておく
  • SMS機能を併用して発信元を伝える
  • 050plusなどのアプリから発信する際、発信者番号通知を有効にする

110・119番などの緊急通報への対応

IP電話(050番号)からは110番(警察)・119番(消防)への緊急通報ができない場合があります。これは050番号が位置情報に紐づいていないため、緊急通報受付センターで発信場所を特定できないことが理由です。

緊急通報が必要な場合は、以下の方法で対応します。

  • 携帯電話・スマートフォンの音声通話回線から発信する
  • 固定電話回線を完全に解約せず、休止に留めて緊急時のみ使えるようにしておく
  • 多災害時の安否確認サービスなど、代替手段を確認しておく

停電時や通信障害時のリスク

IP電話はインターネット回線を利用するため、停電時や通信障害時は利用できません。固定電話(アナログ回線)は停電時も通話できるのが特徴でしたが、IP電話にはそのメリットがありません。

対策として以下を心がけましょう。

  • スマートフォンの音声通話回線を緊急時のバックアップとして確保しておく
  • モバイルバッテリーを常備し、停電時もスマホが使えるようにする
  • 災害時の通信手段を複数持っておく

留守電や転送サービスについては、[IP電話 留守電 転送 料金 節約 guide](リンク)で詳しく解説しています。


まとめ:固定電話をIP電話に替えて無駄な通信費を削ろう

固定電話をIP電話や通話料割引サービスに切り替えることで、月に2,000〜4,000円、年間で24,000〜46,000円程度の節約が見込めます。

改めて、固定電話の代わりとして特におすすめのサービスを紹介します。

  • 着信も含めて固定電話を代替したい方)→ NTT Com 050plus(月額330円税込・050番号付与)
  • かけ放題で通話料を定額化したい方)→ BB.exciteでんわ(3分380円〜無制限1,650円/月税込・5分・10分プランは6ヶ月間220円割引キャンペーン中)
  • 月額0円で手軽に始めたい方)→ 楽天でんわ(月額0円・ポイント還元あり)

いずれのサービスも申し込みはオンラインで完結し、すぐに利用を開始できます。まずは現在の固定電話の維持費と通話料を確認し、どのサービスが最も節約につながるか検討してみてください。

固定電話の維持費は見直しが難しい項目の一つですが、IP電話・通話料割引サービスへの切り替えは最も効果的な節約策の一つです。無駄な通信費を削って、家計に余裕を生み出しましょう。