携帯の通話料を削減する方法|通話パターン別に最適な節約術を解説

携帯の通話料を削減する方法|通話パターン別に最適な節約術を解説

はじめに:携帯の通話料はなぜ高くなるのか

大手キャリアの通話料は22円/30秒が基準

ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリア3社は、音声通話を「22円/30秒(税込)」という従量制で課金しています。1分間の通話で44円、10分間通話すると440円。毎日10分の電話を1本かけるだけで、月に約13,200円もの通話料がかかる計算です。

通話料が家計を圧迫していると感じている方の多くは、この従量制の課金が原因です。しかし、適切な方法を選べば、通話料は大きく削減できます。

「通話する人」ほど削減効果が大きい

通話頻度が高い人ほど、削減の恩恵は大きくなります。月に3時間以上通話している場合、かけ放題オプションやIP電話への切り替えで、月額数千円〜1万円以上の削減が見込めるケースもあります。

本記事では、携帯の通話料を削減する5つの方法を体系的に整理し、あなたの通話パターンに合った最適な方法を比較検討できるよう解説します。


携帯の通話料削減 方法を5つに分類

通話料削減の手段は、大きく以下の5つに分類できます。

No. 方法 月額コストの目安 向いている人
かけ放題オプション 770〜1,980円 短時間通話が頻繁な人
プレフィックスサービス 0〜1,650円 通話頻度が低い〜中程度の人
IP電話アプリ(050番号) 無料〜数百円 データ通信量に余裕がある人
格安SIM・サブブランへの乗り換え プランに含まれる 通信費全体を見直したい人
通話習慣の見直し 0円 すべての人

それぞれの方法について、具体的な料金や仕組みを詳しく見ていきましょう。


方法① かけ放題オプションの見直し

5分・10分かけ放題の料金感(ドコモ・au・ソフトバンク)

大手キャリア各社は、通話定額オプションを提供しています。

キャリア 5分かけ放題 完全かけ放題
ドコモ 770円/月 1,980円/月
au 770円/月 1,980円/月
ソフトバンク 770円/月 1,980円/月

※いずれも税込価格です。

すでにキャリアの通話オプションに加入していない場合は、まずこの見直しが第一歩です。通話パターン別の削減方法については、後ほど詳しく比較します。

短時間通話が多い人に向く理由

5分かけ放題は、1回あたり5分以内の通話であれば何度でも無料になるオプションです。1回の通話が5分以内に収まる人が月に20回以上電話をかける場合、従量制(22円/30秒)と比較すると月に数千円の削減が可能です。


方法② プレフィックスサービス(0037-692)の活用

プレフィックスサービスとは、電話番号の前に特定の番号(プレフィックス番号)を付けて発信することで、通話経路を変更し通話料を安くする仕組みです。

代表的なプレフィックス番号「0037-692」を利用するサービスを2つ紹介します。詳しい仕組みについては、[0037-692 とは 完全ガイド]および[0037-692 プレフィックス 仕組み guide]もあわせてご覧ください。

BB.exciteでんわの料金体系(従量11円/30秒、かけ放題プラン380~1,650円/月)

BB.exciteでんわは、NTTコミュニケーションズの回線を利用したプレフィックス通話サービスです。

プラン 月額料(税込) 内容
従量制 0円(通話料のみ) 11円/30秒
3分かけ放題 380円/月 1回3分以内の通話が無料
5分かけ放題 550円/月 1回5分以内の通話が無料
10分かけ放題 880円/月 1回10分以内の通話が無料
完全かけ放題 1,650円/月 通話時間無制限で無料

※上記はすべて標準月額料です。キャンペーン価格は期間限定のため、常用価格としての比較にはご注意ください。

通話料については[0037-692 通話料 料金表 guide]で詳しく比較しています。

楽天でんわ(基本料0円+従量制)の特徴

楽天でんわは、月額基本料0円で利用できるプレフィックスサービスです。通話料は従量制(11円/30秒)で、使った分だけ支払う仕組みのため、月に数回しか通話しない人にとっては最もコストを抑えやすい選択肢と言えます。

0037-692を使用するサービスは併用不可の注意点

BB.exciteでんわと楽天でんわは、どちらも「0037-692」という同じプレフィックス番号を使用しています。同じプレフィックス番号を使用するサービス同士は併用できません。 どちらか一つを選んで利用する必要があります。


方法③ IP電話アプリ(050番号)の利用

IP電話アプリの仕組みと通話料の目安

IP電話アプリは、インターネット回線(データ通信)を利用して音声通話を行うサービスです。050から始まる電話番号が付与され、一般の固定電話や携帯電話にも発信できます。

通話料の目安は以下のとおりです。

発信先 通話料の目安
携帯電話へ 約8〜20円/30秒
固定電話へ 約3〜8円/30秒
同じアプリ同士 無料(ことが多い)

IP電話アプリについてさらに詳しく知りたい方は、[050アプリ 比較 完全ガイド]をご参照ください。

LaLa Callは2026年2月に新規申込停止(重要)

LaLa Callは2026年2月2日に新規申込の受付を停止しました。 現在は新規で加入することができません。既存ユーザーは引き続き利用可能ですが、新たにIP電話アプリを検討する場合は、他のサービスを検討する必要があります。

データ通信量を消費する点に注意

IP電話はデータ通信を利用するため、通話量が多いとデータ容量を圧迫する可能性があります。1分間の通話で約1〜2MB程度を消費するのが一般的です。ギガ(データ容量)が少ないプランを利用している場合は、通信量の増加に注意が必要です。


方法④ 格安SIM・サブブランへの乗り換え

通話料込みのプランを持つ格安SIM

一部の格安SIM(MVNO)やサブブランは、通話料が含まれたプランや、お得なかけ放題オプションを提供しています。携帯電話の通信費全体を見直すことで、通話料だけでなく月額基本料も含めたトータルコストの削減が期待できます。

通話料を含むプランや、格安SIMのかけ放題については、[スマホ 通話料 安くする 完全ガイド]で詳しく解説しています。

かけ放題セットプランの月額比較

格安SIM各社のかけ放題セットプランは、キャリアのオプションと比較して月額が安く設定されていることが多いです。たとえば、5分かけ放題が月額500円〜、完全かけ放題が月額1,400円〜で提供されているケースがあります。

通信費全体の見直しを検討している方は、[10分かけ放題 おすすめ 完全ガイド]も参考にしてください。


方法⑤ 通話習慣の見直し

LINE通話など無料通話アプリへの置き換え

相手がLINEを利用している場合、LINEの無料通話(音声通話・ビデオ通話)に切り替えるだけで通話料をゼロにできます。家族や友人との通話はLINEで済ませ、仕事などで一般電話番号への発信が必要な場面だけ有料サービスを使うという使い分けが効果的です。

短い用件はメッセージで済ませる工夫

「明日何時にする?」「今どこ?」といった短い用件は、LINEメッセージやSMSでやり取りすることで、そもそも通話を発生させない工夫も有効です。通話のたびに5分10分かかっていたものが、メッセージなら数秒で完結するケースは少なくありません。


通話パターン別おすすめの削減方法

これまで紹介した5つの方法から、あなたの通話パターンに合った最適な選択肢を比較してみましょう。

通話パターン おすすめの方法 月額コスト目安 削減見込み額(月)
短時間通話が頻繁(月20回以上・各5分以内) 5分かけ放題 550〜770円 約4,000〜10,000円
長時間通話が多い(月10回以上・10分超) 完全かけ放題 または IP電話 1,650〜1,980円 約6,000〜15,000円
通話頻度が低い(月10回以下・短時間) 従量制プレフィックスサービス 0円+従量 約1,000〜3,000円
家族・友人との通話が主 LINE通話など無料通話アプリ 0円 約2,000〜5,000円
通信費全体を見直したい 格安SIM・サブブランへの乗り換え プランによる プラン差額分

※削減見込み額は、従量制(22円/30秒)での通話を前提とした試算例です。実際の削減額は通話時間や頻度によって異なります。

このように、通話パターンによって最適な削減方法は異なります。まずは自分がどのパターンに当てはまるかを把握し、比較検討してみてください。

通話料の節約についてさらに詳しく知りたい方は、[スマホの通話料を半額にする方法|本当に安くなるサービスを検証]や[電話代 節約 やり方 完全ガイド]、[通話料 安い アプリ おすすめ 完全ガイド]もあわせてご覧ください。


携帯 通話料 削減 方法を選ぶ際の注意点

サービスの新規受付状況を確認する(LaLa Callのように停止する場合がある)

前述のLaLa Callのように、サービスの新規受付が突然停止されるケースがあります。検討しているサービスが現在も新規申込を受け付けているか、公式サイトで必ず確認してください。

プラン変更の制限に注意(BB.exciteでんわはプラン変更不可)

BB.exciteでんわは、契約後のプラン変更ができません。 最初に選んだプランを変更したい場合は、一度解約して再契約する必要があります。利用開始前に自分の通話パターンをよく見極め、適切なプランを選ぶことが重要です。

通話品質とデータ消費のトレードオフ

IP電話アプリやLINE通話など、データ通信を利用する通話は、電波状況によっては音声が途切れたり遅延が生じたりすることがあります。一方で、プレフィックスサービスは通常の音声回線と同じ品質で通話できるため、品質を重視する方はプレフィックスサービスを優先するとよいでしょう。


まとめ:まずは自分の通話量を把握することから

携帯の通話料を削減するには、まず自分の通話量と通話パターンを正確に把握することが第一歩です。

  • 短時間通話が頻繁 → 5分かけ放題(BB.exciteでんわ550円/月〜、キャリア770円/月)
  • 長時間通話が多い → 完全かけ放題(BB.exciteでんわ1,650円/月、キャリア1,980円/月)
  • 通話頻度が低い → 従量制プレフィックスサービス(楽天でんわは基本料0円)
  • 家族や友人との通話が主 → LINE通話など無料通話アプリ
  • 通信費全体を圧縮 → 格安SIM・サブブランへの乗り換え

通話料は、自分に合った方法を選ぶだけで無駄な支出を大きく減らせます。まずは今月の通話明細を確認し、どのパターンに当てはまるかを見極めてみてください。

削減方法の比較検討ができたら、ぜひ実際のサービスへの申し込みを検討してみましょう。